2025/08/08(金)
不動産のプロが教える、「信頼できる不動産会社」の選び方
目次
はじめに
「高く・早く」売れるのはゴールではありません。
大切な資産を売るとき、本当に必要なのは安心と納得です。
信頼できる不動産会社を選べれば、売却成功はもちろん、心から「この会社に依頼してよかった」と思えるはずです。
そこで、不動産のプロ視点から導き出した、確かな不動産会社の選び方をお届けします。
「売却専門」かつ地域・物件種別の得意分野を確認
会社によって得意分野(戸建て・マンション・郊外・都市部など)が異なるため、自分の売りたい不動産にマッチする実績のある会社を選ぶことが重要です。
公式サイトで売却実績や得意エリアが明記されているか確認しましょう。
また、仲介だけでなく、買取・賃貸・リースバックなど、幅広い手段を柔軟に提示できる不動産会社は、あなたにとって最善の方法を提案してくれる可能性が高いです。
査定金額の「根拠」が明確かどうか見極める
「高い査定額」は一見魅力的ですが、納得できる根拠がない場合は要注意。
根拠が示されない査定は、売れ残ったり価格を下げざるを得ないリスクがあります。
複数社に依頼し、相場感に基づく説明ができる会社を選びましょう。
なぜその価格なのか、過去の類似事例や相場を交えて納得できる説明をしてくれる会社こそ、信頼できる担当者と言えます。
対応力や丁寧さ、コミュニケーションの質を重視
不動産売却がスムーズに進むかどうかは、会社ではなく「担当者次第」と言っても過言ではありません。
プロとして、連絡の早さ、わかりやすい説明、親身な対応、礼儀正しさなどは信頼の基盤です。
言葉遣いや身だしなみにも注目して、最後まで安心して任せられる担当者を選びましょう。
問い合わせ・提案への反応の速さ、丁寧さは信頼性のバロメーターです。
契約内容や手数料、重要事項説明は透明かつ丁寧か
契約書・重要事項説明・手数料体系が明確かどうかは安心の証。
分かりづらい記載や不明瞭な費用は、トラブルのもと。納得できるまで説明を求めましょう。
宅建業免許番号と行政処分歴の確認
不動産会社には宅地建物取引業の免許が必須です。
公式サイトなどに掲載されている免許番号の更新回数(例:「(3)」なら2回更新済)をチェックし、長年の実績を見極めましょう。
また、行政処分歴がないか、国土交通省のサイトなどで事前に確認し、トラブルリスクを未然に防ぎましょう。
第三者評価や口コミにも目を向ける
公式サイトだけでなく、独立系口コミサイトやSNSもチェック。
ランキングの偏りやサンプル数の少なさにも注意しつつ、実際に利用した人のリアルな体験が参考になります。
まとめ
売却は人生で数少ない大きなイベント。
専門家といえども、選び方を間違えると数百万円単位の損失につながることもあります。
だからこそ、「信頼できる不動産会社」と出会うことが、あなたの安心と納得の取引につながります。
まずは今回のチェックポイントを元に、慎重かつしっかり準備してスタートしましょう!